W:ここは最初っからこの形だったんですか?
F:実は全然違う形で元々は実はお風呂屋さんでして
それは近所のおじいちゃんおばあちゃんから
教えてもらって初めて気づいたことで
お風呂やさんを使ってやりたいとか
そういう想いもなくて
W:どこかでコーヒー屋さんしたいな?
F:そうですね
本当に自分のおじいさんとおばあさんが
来れる店をつくりたかった
実際のところこの街だったら
どこでもよかったっていうのがあったんですよね
W:こういう「福寿湯」って名前も当初の?
F:「福寿湯」も元々のお風呂屋さんの名前を
そのまま使わせてもらって
やっぱり地域の人たちの憩いの場であって
「福寿湯」って名前だけでも
ずっと生きて残っているので
それをもっともっと活かすというか
W:地域の人たちもここを使ってたってことですか?
F:お風呂に入っていた人たちがいて
当時の記憶とか思い出とか
そういうのを教えてもらえるんで
それはもう写真では残ってないし
みんなの記憶の中なんで
それを自分が聞いて
ここの「福寿湯」の形を
もっともっと戻したいという想いが出てきて
W:なるほど地域の人たちも一緒になって
昔の思い出を再現できるプロジェクトだ
F:それこそお店って
お店の形にしていくのがベターだと思うんですけど
自分の場合はお店ではなくて
「福寿湯」っていう
そこに戻りたいのがあって
よく言われるのが
進化してますねっていうよりは
自分の場合は退化してるんで(笑)
W:みんなの記憶の中の「福寿湯」を
取り戻していく感じだ
F:そこをもう一回自分の目で見たいんで
W:実際建物も壁とかめくっていくと
色々出てきたでしょ?
F:めくっていけばいくほど
発掘作業じゃないですけど
どんどんどんどん古い記憶
おじいちゃんおばあちゃんが話してたものが
実際出てくるので
W:番台とか
お風呂も今の形に
掘り起こして行ったんでしょう?
F:お風呂の位置はおじいいちゃんおばあちゃんから
聞いたりしてわかってたんですけど
実際の深さだったりとか
どういう風に使われとったか
それは見てみないと分からなかったんで
自分でカンカンカンカン削って
掘り起こしてみて
W:地域のおじいさんおばあさんも足を運んでくれて?
F:もう毎日来ますね
W:地域に新しいお店つくっても
みんな受け入れてくれる?
地域に根付けば根付くほど
地域の人がサポートしてくれる
W:応援にね
F:そうですね
W:この後はどういう風になっていくますか?
F:そうですね自分の中ではやっぱり
お風呂やさんに戻すっていうのが目標なんで
例えば番台を作ったりだとか
浴槽のあとを足湯にできたらなとか
W:そういう想いを持って
F:それできたら地域のおじいさんおばあさん
みんな入り浸りますね
W:楽しみですねこれは
F:そういう姿を見たいんで自分が
W:こうして建物一個を通じて
若い人と地域のおじいさんおばあさんが
繋がって街がまた元気になると
F:そういうの作って生きたいですね
W:やりましょう!
コーヒースタンド福寿湯(ふくじゅゆ)
住所 :〒708-0835 岡山県津山市勝間田町 5(GoogleMap)
営業時間:10:00am-17:00pm
定休日 :月曜&その他